［ポストミュージアム］（１）無人アートショップ・プロジェクト

Are you Honest?

無人アートショップ・プロジェクト。

I. State of the Global Environment and Key Challenges

II. Becoming a Leading Environmental Nation for a Better World

III. Eight Strategies to Be Implemented as Priorities in the Next One to Two Years

ArTU

KADAMO

reD HOUSE Gallery

「花や野菜の無人販売所」とは、その名の通り花や野菜を売る無人の販売所だ。畑のそばに設置されていることが多く、購入者は設置された箱などにお金を入れて野菜をもらっていく。本当に払ったかどうか誰も見ていない。言わばお互いの信頼があってこそ成り立つものなのだ。農家の方が市場に出した後、自分たちで消費しきれないものをここで販売している。なので、基本的には売られているものは傷がついていたり、形が悪かったり市場には出回らないものばかり。とはいえ見た目がちょっと悪かったりするだけで、食べるには充分！農家にとっても、捨てるなんてもったいないことをしなくても、こうして売ってしまえば、お小遣い稼ぎにもなるし一石二鳥なのである。その当たり前の風景も、外国人にとっては驚愕のシステムであるらしい。「ウチの国じゃありえない」、「日本人の正直さは世界トップレベル」などと賞賛されているのだ。多くの海外ユーザーが日本の無人販売所システムに感激しているもようだ。そう思ってもらえるのは嬉しいことだが、大変残念なことに無人なのをいいことに野菜や現金入れを盗む人間もゼロではない。無人販売所は、他人を信頼して設置されているものだけに悲しいことである。海外ユーザーが抱いた印象のように何に対しても「正直」でありたいものだ。

カダモ地区の無人アートショップ・プロジェクトでは、野菜だけではなく、花やパン、スイーツから雑貨小物までいろんな無人販売ショップが登場します。外国の方が日本に来て驚くことは自動販売機の多さだという話を聞きますが、自動販売機よりもワイルドな「無人販売」にはもっと驚かれるのではないでしょうか。しかし、残念ながら大阪府は遵法意識の極めて低い文化の街である。また、購入においても値引き文化が存在し、商品に関しても販売価格に値引き想定分が上乗せしている場合が多く、指摘せずに購入する謙虚で良識ある購買者が損をする、不公正な取引が日常的に行われている。その意味においては、自販機や無人販売は、公正でフェアな取引だといえます。

旧・門真市街地区における無人販売における現状

大阪府は、日本で最も遵法精神が低く、犯罪予防はおろか被害届の受理さえ困難な場合が多いことである。自治体や町内会においても関わりを好まず、見て見ぬ振りというケースも少なからずある。現状ではカダモ地区においては、長時間の無人販売に関しては困難であり、目の届く場所、または定期的なチェックや防犯カメラの設置などが望ましい。

従来の無人販売とは、畑の端にポツンとある小さい小屋に、野菜や果物が置かれていて「お金はこちらに入れてください」と書かれた箱が置いてあるだけのものでした。精魂込めて作った大切な作物を売る、という割にはあまりにも無防備な販売方法。これって防犯とかどうなってるの？？無人アートショップでは、基本的には客のモラルやマナーにおける信頼関係に立脚しながらも、同時に不正行為に対応についても事業の持続可能性を踏まえて、ルートによる巡回や防犯カメラネットワークなどの様々な対策を講じている。

起業家同志のネットワーク

やボランティアによる見守り隊

今後はこうした高齢者起業家どうしのコミュニティを維持するためには、「高齢者」どうしが支え合う新たな仕組みを構築していく必要があります。

「見守り活動」は、商品の盗難や防犯だけでなく、起業家どうしの交流やその他の活動とも関係しています。相互間のコミュニケーションの関係づくりの機会として重要です。男性は概して社交性に乏しく、閉鎖的でプライドも高いように思えます。その反面、遊び心や社会に対する貢献意識は女性や現役世代よりも強い傾向にあります。「一人暮らしの男性」が地域から孤立しやすい傾向にあるとも言えますが、社会的な活動は目的や活動内容が明確であり、人づきあい、近所づきあいが得意でない人でも気軽に参加できると考えられます。また、統計的にも60歳以上の場合、社会活動・ボランティア活動に「積極的に参加したい」人の割合は、女性より男性の方が活動への参加意欲が高い。このため、男性高齢者に対しては、社会貢献や社会のスキームの変革というような「大きなモチベーション」を実際の活動に結び付ける視点が重要になってきます。