現在の美術教育においてはデザインやアートに内在する「旨味」を理解することができない。子供の頃より「環境」「アート」「メカ」触れて育った子供達は、アートなニューパワーとしてアートな部品、アートな工業、アートな都市の創り手となります。カダモ地区は日本だけでなく世界のアートシーンを揺さぶるとてつもない大きなポテンシャルを持つ「ユナイテッド・リージョン」なのです。
このリージョンミュージアムは直島や十勝千年の森で展開されるような 現代アートではありません。 コモディティとしての雑貨の世界観を持ったアーツアンドクラフツです。 そのアート理念は”インコンプリート(不完全)”、そして、その主役は高齢者・障がい者・女性・子どもたちです。
リ・コンシャスの理念を継承したカダモらしいまちづくりを進めよう
リサイクルの量ではなく、質や文化という点から、カダモの都市リサイクルのあり方を捉えることが大切です。以下、三つのこれからのあり方を提起します。
<第1 市民が愛する、質の高いリサイクルとアートの文化拠点をつくる>
<第2 住民と企業が、自らリサイクルとアートのまちづくりを進める>
<第3 小さなアートを慈しみ、スマイル広がる地区にしていく>